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高まる労災保険の重要性

建設業の工事現場では、万が一労災事故が起こってしまった場合、労働者の方のケガひどくなったり、死亡事故に発展することもあります。

建設業だけではなく、様々な企業で働く人の安全・健康・生命などを守るための法律が、労働基準法や労働安全衛生法などです。

労働基準法には、労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、最低限の基準が定められています。

また、労働安全衛生法には、労働災害の防止のための危害防止基準の確立、責任体制の明確化及び自主的活動の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進することにより職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することがこの法律の目的であることが書かれています。

さらに、政府は労災事故の被災者に療養(補償)給付(医療の現物支給)をはじめとする様々な給付を行うために、労災保険を運用しています。

政府労災は「労働者災害補償保険法」に基づいて運用されている制度で、業務上災害又は通勤災害により、労働者が負傷した場合、疾病にかかった場合、障害が残った場合、死亡した場合などに、被災者やその遺族が保険給付を受けられるようになっています。

このように様々な法律が設けられ、労働者・遺族などの権利が守られてはいますが、注意したい点は「政府労災の給付は決して十分とは言えない場合もある」という点です。

政府労災は1人でも労働者(パート、アルバイトなども含む)を雇用する事業主は必ず加入しなければなりません。
ただ、業務上災害・通勤災害に遭ってしまった労働者は、企業側の対応に誠意が見られないと感じる時、「裁判を起こす」「インターネット上で自分の状況を訴える」などの選択肢が増えています。

企業側にとって厳しい時代ですが、「労働災害・通勤災害が起こった時、初めから誠意ある対応を見せれば、問題が大きくならない」という場合もあり得るのです。

任意労災・上乗せ労災にきちんと加入しておくことで、経済的な安心感を得ることができるとともに、損害保険会社というパートナーとともに事故対応にあたることができます。

建設業界では請負関係が二重、三重と多様化している場合もあり、労災保険の加入時に「貴社の従業員のみが補償を受ける」「下請け作業員などすべてを補償の対象とする必要がある」など貴社にとって労災保険で必要とする範囲を明確にしておく必要があります。

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