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工事保険の給付内容

工事保険に加入すると、建築工事中、工事現場において、不測の事態が発生した場合、そのことによって保険の対象となるものについて生じた損害を、損害発生直前の状態に戻すための復旧費を補償してもらうことができます。
一度の事故で支払われる保険金は、「損害保険金」「残存物取片付け費用保険金」「臨時費用保険金」ですが、損害保険会社ごとに支払われる費用や、その名称はやや異なる場合があります。


損害保険金とは、建築工事を行っている途中のビル、住宅、工事建屋などが火災などで損害を受けてしまった場合、それを元の状態に復旧するために必要な費用を補償するものです。


損害の全額を補償してもらえるのではなく、控除額(5万円、10万円など)が定められており、損害金額から控除額を差し引いた金額の補償を受けることができます。
控除額についての定めは保険会社ごとに異なります。
ある保険会社では「火災、落雷、破裂、爆発の場合には控除額0円」「その他の場合には控除額10万円」と定められています。
そして「残存物取片づけ費用保険金」とは、建築物などが被害を受けてしまった場合、その残存物の取り片づけにかかる費用です。


たとえば火災によって損害が生じた場合には、燃え残った残存物を取り除くということが必要ですが、その片付けのためにかかる費用の補償が受けられます。
残存物取り片づけ費用については、多くの場合必要な費用の実費を受け取ることができますが、限度額が定められている保険商品が多いです。
「臨時費用保険金」とは、損害が生じた際に、その原因や損害が及ぶ範囲を究明するために書かる費用、損害を被った第三者への見舞金、損害が出て工事が遅れるために深夜残業などを依頼するための費用などにあてるために支払われる保険金です。
また、工事現場で生じる損害は、工事の対象物が損なわれるというだけではなく、たとえば火災が起こった場合には、作業員の方が怪我をしていたり(労災事故)、近隣の第三者を巻き込んでしまっていたりという場合もあります。


このような場合は労災保険や、使用者賠償責任保険、第三者賠償責任保険などの給付を受けることになります。
工事保険にも様々な種類があること、工事保険以外にも関連する保険もあることを理解し、貴社の事業内容とも照らし合わせて、必要な補償を得られるようにしておくことが大切なのです。
損害保険会社の担当者、代理店などの契約を結ぶ前にしっかりと話し合っておきましょう。

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